用語の定義と日本語表記

情報システム部門がかかわる用語には、職種としての専門用語も有りますし、カタカナ語や3文字略語も多くありますので、できる限り統一して使用したいと思います。

【情報システム部門】社内情報システム部門の呼び方は各企業によって様々です(社内IT、IT、情シス、システム等々)が、このブログでは「社内」を省略して「情報システム部門」と呼ぶことにします。

【マネジャー】管理者を英語でmanagerと書きますが、その発音で最も近いものは「マネジャー」です。マネージャー、マネジャ、マネージャというようにどの音をのばすかによって表記が違ってきますが「マネジャー」に統一することにします。

【コンピュータ】【プリンタ】【サーバ】ComputerもPrinterもServerも日本語に直す場合は「最後の長音記号(音をのばす"ー")をつけることが標準で、慣習によって省略も可」だと平成3年の内閣告示で示されていますが、情報処理学会では「長音記号を使用しない」(2009年1月23日通達)としていますので、このブログでは情報処理学会の定義に従うことにします。(注:この定義だとmanagerはマネージャになるのですが、PMI日本支部では「マネジャー」を採用していますので、例外的に末尾に長音記号をつけることにしています)

【アプリケーションシステム】情報システム部門が関係するシステムの種類としては、インフラストラクチャシステム、PCアプリケーションシステムとともに業務アプリケーションシステムがあります。この中の業務アプリケーションシステムについて、このブログでは「業務アプリシステム」と表記します。理由はいくつかあるのですが、PC用のオフィスソフトウェア(Word、Excel、PowerPointなど)が「アプリケーション」と呼ばれるケースがあること、スマートフォン用のユーザ向けソフトウェアが「アプリ」と呼ばれていることから、混乱を避けるためです。

【インフラ】インフラストラクチャシステムは省略して「インフラシステム」と呼ぶことにします。

【CIO】 Chief Information Officerはあくまで経営側で決定権を持つ人を指し、役員会等の経営の会議体のメンバであることが前提です。したがって、情報システム部門の責任者であっても経営の意思決定に参加していない人はCIOとは呼びません。また、逆に、情報システム部門の運営に直接かかわっていないとしても社内の情報システムに関する経営的な視点での意思決定をするCIOも存在します。

【管理者】管理者には情報システム部門の管理者を指すときもあれば、サーバ管理者や特定のシステムの管理者を指すことがありますのでできる限り丁寧な表現を心掛けます。

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